こんにちは。
傍観者さんの意見をこう理解しました。
アメリカのアフガン攻撃を援助しないと「国が成り立たなくなる」というのは、食糧の絶対的不足によって餓死者が出るような状態となることを意味するものではない。
食糧の絶対量があるのにも関わらず、現在の社会制度に起因して餓死者が出ることを意味する。また、「国が成り立たなくなる」には、食糧が供給されたとしても、生活レベルが大きく低下する場合が含まれる。
日本国民は、餓死者が出るような社会制度を変える気はないし、また、大幅な生活レベルの低下には耐えられない。
だから、アメリカのアフガン攻撃を支持すべきだ。
この理解が間違っていたら訂正して下さい。
さて、傍観者さんは、私との対立点が、上記の「日本国民は、餓死者が出るような社会制度を変える気はないし、また、大幅な生活レベルの低下には耐えられない。」という現状認識にあるとされています。
しかし、対立点がそこにあるとは思われません。
上記の最後の点が対立点だと考えます。
つまり、日本人に関する傍観者さんの現状認識を前提として、「アフガン攻撃を支持すべきだ」とする結論を出すのが傍観者さんで、仮に傍観者さんのような現状認識を基にしても、「アフガン攻撃を支持すべきでない」と考えるのが私です。
私がそう考える理由は、すでに述べてきました。
繰り返すと、食糧の絶対的不足が生じる訳でもないのにアメリカのアフガン攻撃に加担することは、自分たちの快適な生活を維持するために他人を殺害することを容認することになるからです。
そこで、では、傍観者さんの現状認識を前提とすると餓死者や自殺者が出ることになるがそれでいいのか、とする反論があるでしょう。
しかし、それは日本人自身が自らの血と汗によって解決すべき問題であり、アフガン人民の血を流すことによって解決すべき事柄ではありません。傍観者さんがおっしゃるようにアフガン人民の血を流さないと「日本が成り立たない」とするなら、そんな国は滅んだ方がいいでしょう。