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一般投稿欄

川崎市長選の教訓

2001/10/21 桜坂 智史、40代

 一般投稿欄で二度論じた川崎市長選は、最悪の結果となった。国際勝共連合に出入りする元大学教授が12万7千を得票して当選。元革新統一で、社民と自民党川崎市連が推した現職が10万で、共産党推薦の候補が7万2千。二人を単純合計すれば優に当選できた計算とはなる。驚くべきは、公明党支持層の9割以上が指令通りに投票。自民支持層が二分、民主支持層が6対4で、共産支持層が7割投票したのに比べ、いかに創価学会と公明党が驚くべき結束力を示したかが、結果の最大原因となっている。これだけ公明党の動きを事前に計算できれば、神奈川ネットと共同するか、原点の革新統一に立ち返れば善戦できたろう。川崎共産党は、これから続く冬の時代に根本から戦略を立て直さないと、国会議員も市議会も共産党の議席は激減する危険性がある。当選さえすればよいというものでもないが、国際勝共連合勢力の当選を許してしまった甘さの政治責任は検討されねばならない。また創価学会と公明党の動向は容易でない政治状況を作り出すだろう。創価学会とあいいれぬ宗教を受容したということはヨーロッパ政界が判断したように、やはりカルト集団なのではあるまいか!