私は、収入が無いながら、パソコンを買いました。仕事の道具になると思ったが遊びの道具。儲け話は多いが危険がいっぱいです。因みにパソコンはSOTECの99,800円の品物を2000年の2月に購入しました。このメーカーは、ソニーの関連企業と思って居ました。購入してからコーリャン、中国産と知りました。付属のDVDはサムソン、シナ、中国産でした。購入早々、騒音がして無償修理をして頂きました。
消費者の場では安い物に越した事は有りません。しかし、どんなに安くても収入が無ければ何も購入できません。その収入源は労働です。日本は資源の無い国。資源を外国から買って、その資源に付加を付けて外国に売り、その差額(儲け)で国内を潤して居るわけです。貿易黒字でなければ、資源のない日本国内の経済が成り立たないのです。
東南アジアからの家電品の品質も向上、しかも破格的に安い事が、日本企業が日本の労働者排除し過当な低価格競争をしています。しかし、安い物を作り出す東南アジアの労働者の賃金は、日本とは比較ならない程安い。日本の製品を欲しくも買えません。輸出で利益を得るには、アメリカなどの先進国。しかしアメリカは、国内産業保護から、アメリカに対する日本の黒字輸出を敬遠しています。その結果、供給過剰の国内需要に主力に方向転換の国内企業は、過当な、低価格競争から、労働の場を奪ってきました。
日本の雇用に影響を与えるような、東南アジアからの安い製品を、限りなく輸入することは反対です。資源の無い日本は、技術を売り物にしている訳です。その技術は、長い年月を積み重ねた物です。外国の製品が安いからと、安易に輸入して自国の産業をつぶす事は、国内の経済難民を出す事になります。それは消費経済も成り立ちません。
将来的には、東南アジアの労働賃金が上がれば、東南アジアの製品も高くなります。必要な物が供給されなくなる可能性も有ります。日本はあらゆる産業、技術を後世に残さなければなりません。労働は生産の一要素です。また、消費経済には、絶対に必要な事です。
安い製品を日本に輸出する東南アジアの国々の国民は、日本の廃物利用と言う貧しい生活。技術的に差は有るとしても、賃金格差程の差は同じ人間、差はないと思います。
日本は多額の借金を抱えながら発展途上国に経済支援を行っていますが、年間では億の単位です。日本の年間の予算は何十兆円からすると、焼け石に水と言う感じもします。私は、億の単位の経済支援を受けている国が如何に利用しているのか解りません。
東南アジアからの安い製品の輸入は、東南アジアの労働者を犠牲にし更に、日本の労働者にも職場を奪う犠牲を与えています。
消費者=労働者。低価格競争は、働く場を減少させているのと同時に、労務負担も大きくなっています。それは、仕事上の危険度も上がって居るのです。安い物を求める前に、労働環境を守る方が優先では無いかと、私は思います。