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うさぎさんへ

2001/10/5 浩二、40代

 2001年10月1日付、うさぎさんの、『おやじの感傷で国策を誤るな』に対してです。

加藤周一は古在由重との対談で、「私小説は嫌い。批林批孔運動とは何かと言うことに比べたら、たかが一人の男の心理なんてとるに足らない」と言いました。

 加藤周一がここまで浅薄な人間だとは知りませんでした。
 加藤周一はつくる会の歴史教科書問題に関し、自由主義史観研究会を憎むあまり、「ろくでもない言論を吐くやつ(=自由主義史観研究会)は言論統制しろ」と言い放ちました。
 加藤周一はここまで浅薄な人間だったのです。
 加藤周一の、あの超然とした、「いかにもこれが知識人でござい」たる風貌にだまされてはなりません。小難しい、乾いた、冷静な言説をものする加藤周一にだまされてはなりません。この人の本音は、なんと、自分の意に添わない言論は統制せよというものだったのです。

 加藤周一が古在由重と対談したのはいつのことでしょうか? 批林批孔運動なんてものは、おのれのカリスマと権力が、大躍進の大失敗でくつがえ されることに恐怖心をおぼえた毛沢東が発動した文化大革命の、なれの果てのその先に開いたアダ花です。毛沢東が発動した文化大革命は、「たか が一人の男=毛沢東」の恐怖心に発した、じつにくだらない、これ以上くだらないものはないというくらいくだらない権力闘争だったのです。

 批林批孔運動と「たかが一人の男の心理」を対比し、「たかが一人の男の心理」を「とるに足らない」と言い放つ加藤周一こそ、「とるに足らない」人間です。