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テロ事件関連では、よくやっていると思う

2001/10/6 makkie、30代、塾教員

 確かに、好戦的な勢力とそれに同意する多数の国民がおり、どうにも反対運動・平和運動が迫力のあるものにならない感は否めません。しかし、共産党の提案自体は、あるいは、国会での特措法についての共産党の国会質問は、九割方うなずける中身だったと思うのですが。
 確かに、政治なのだから自分たちの政策や信念を一歩でも現実に近づける努力は必要だろうと思いますが、なにせ国民のなかにその気運がないのだからなんともしょうがないじゃないですか。正義も倫理もない国で、正義も倫理もない隣人と暮らしていることに、私は亡命したい衝動にさえかられます。

 このML上でなんで有田芳生氏が持ち上げられているのか、理解に苦しみます。イタリア共産党の左翼民主党への転身を肯定し、それと抱き合わせの小選挙区制についても肯定的なレポートをしていた有田氏。その熱気が日本にも伝わることを主張していた有田氏。一時期、ジャーナリストとしてミスリードしたことを認めるべきなのでは。その後の左翼民主党の惨状はどう理解されているのか。しかも、時事問題について、ワイドショーで私は一度も氏のさすがと思える見解を聞いたことがありませんが。また、丸山真男が評価されていることにも鼻白む思いです。丸山の共産党の戦争責任論に則して、上田兄弟=志位の体制は組まれているように思います。
 体制翼賛状態の今日、その打開として左にウイングを伸ばすのではなく、右にウイングを広げて体制内の改革=政権奪取をもくろむという、それこそ丸山が望んだ現実主義路線が諸々の選挙での敗北を通じて、その破綻が明らかになったのではないのでしょうか。要するに、国民大衆の大方は共産党が政権の一翼を担うことを期待していないことの証左でしょう。
 共産党は議会活動ばかりではなく、労働運動や市民運動や大衆運動ときちんと連携して、それを核とする運動に切り替えたほうがよいと思います。