上野の国立博物館で美術の中の子供たち展をやっています。国宝ざくざく。イタリアルネサンス展はすごい人で、ものもすばらしいのですが、みなさん日本の国宝にはあまりいらっしゃらないようです。
信貴山縁起絵巻は、絵巻物ですから右から見てゆきます。勅使が坊主に病気平癒を頼みにゆきます。断られたりという心証が風景に反映する。右から見るのに、左から神秘的な童子が飛び込んでくる。トリミングとか空間の取り方も絶妙で、アニメの高畑監督が映画だといっていました。書とか浮世絵、親子の納涼図や国宝のがき道の絵。私は、このような国粋として憲法を考えています。
私は日本を愛するが故に、憲法を破壊する総理の嫌らしさに腹が立ちます。前文の国際協調と戦争放棄が矛盾すると言いますが、そんなことはないと思います。前文は平和を愛する諸国民の信義に信頼するとしており、信頼関係を醸成することを通じて安全を保障する、故に軍隊はいらないとしているのです。近隣諸国は報復戦争が多数意見だとは思われませんが、憲法前文は大勢順応主義ではなく、能動的な平和創造を命じているわけでしょう。
自衛隊は違憲であり、まして国際的紛争のための派兵など許されません。安保も憲法に反するが、安保でさえも極東の防衛であって、中近東への派兵は安保違反です。安保には国連憲章が引用されています。
公務員なのに憲法からはずれたことをやるどころか、意図的に憲法を破壊するというのは許せないことです。違憲立法をきちんと批判したいと思います。憲法を守る公務員を選挙しなければなりません。