日本は法治国家。法に従い政治を行なう国家。政治の治は、治める。平和にするの意味が込められています。平和憲法で有るはずの日本国憲法の見直しは、軍国論を提示しているのと同じだと思います。
敗戦にも関わらず日本が生き残れ、国民主権、国民の自由権、国民の平等権が与えられたのも、この憲法のお陰で有る事を、忘れては行けないと思います。
戦争放棄は、アメリカに対して永遠の反省として訴え続ける必要があります。この憲法は、アメリカから与えられた物。ならば、アメリカに対して憲法9条を破れない事を強く主張すべきです。
私は、これに日本が手を着ける事で、戦争の反省をひっくり返し、軍国主義に走る脅威を感じます。戦争反対、暴力反対を訴え続ける事が日本の義務。交戦しない事が平和主義を主張する最大の証明です。
テロを許すことは出来ません。それは人の命の重さを知らない事。これは、テロに関わらず殺人行為は許しては行けないはずです。国家でテロを支える国は無いと思います。有るとすれば、弱い国民を制圧した独裁政治。言うなれば悪魔。
私は、日本国憲法のような平和な法律を全世界に広げ、何処の国に住んでも健康で最低限度の文化的生活が出来るよう国際法を制定し、暴力に対しては、国際警察組織を強化し対応。日本の自衛隊も、国際警察として国際法により動けば、日本国憲法は問題無くなります。国際法が独裁政治国家を禁止すれば、暴力組織は孤立すると思います。私は、大多数の人は暴力は望んでいないと信じたいのです。
戦争の原点は、小さな喧嘩です。喧嘩は、主張のぶつかり合い。それを押さえるのは、道徳。それに強制力を与えるのが法律。
日本国憲法は法律の基本。日本の刑法、民法をはじめとする一般法の数々は、憲法の下に作られた物。その多くは、原則的な物も多く、解釈により、裁きまで変わってしまいます。それは、憲法の趣旨から外れる疑いを持つ法律まで有ります。問題は、法律の専門家でないと理解出来ないと、言う事です。
悪い事でも、知らずに起こした犯罪は、善意として裁きを受けなかったり減刑されることさえ有ります。詐欺などは、巧妙な手口で、一般の多くの人に損害を与えながら、被害者も落ち度が有ると正直者への救済の甘さ。
一般法は、私たちの代表で有る国会議員により作られています。選挙法は、私欲を感じます。こんな具合で法律を作ったのでは、法律順守も薄れます。法律を守らないと言うのが、法律を作る側の議員、行政側の公務員となれば尚更です。
一番守れていないのが交通法でしょう。スピードの出し過ぎは命にも関わる重大な事故を秘めています。しかし現実は至って100%に近い人が速度制限を守りません。交通行政は、一部の速度違反を取り締まる、法の下の平等を無視した取り締まりは、法厳守のの人を逆に危険に去らしています。
法律は、平等を守るための自由の制限です。これが守られなければ自分の自由も侵害されます。法律は全ての人が従うことが治安を守る原点。全ての人が道徳を備えていれば、法は要らないと思います。
法がある以上、罰則の有る無しに関わらず従うことが法治国家です。日本国憲法を見直すより、憲法の趣旨をはずじた一般法、一般の人が理解できない曖昧な法律を見直した方が良いと思います。