10月9日の国会答弁、小泉総理は「自民党の議員も、自民党の考えに反対意見も有って当然。しかし党は多数に従って動く」ような発言をしていました。私は、多数意見と少数意見を、中和させる事はやっていないのか疑問に思いました。
小泉総理は、同じ方向性の有る考えは、与野党問わず歓迎意見です。逆に言えば、異論は言わせないと言うふうに私は受け取りました。一人の国会議員は、多くの主権者(政治の権利を持つ国民)の意見を代表しています。自民党の多数決の原理は、自民党の支持者の声でも、少数意見は切り捨てていると言う事でしょう。
共産党は、多数決より多くの意見を集約し、少数意見でも弱い立場の意見を尊重していると、私は理解をしていますが、これは思い違いでしょうか。党員の方にコメント頂ければと思います。
戻りますが、自民党に連立協力している政党は、本当に政党の意見が受け居られているのか疑問です。寧ろ利用されているだけ、と感じます。(推測なので、誤解で有ればご容赦下さい)
共産党は、政権交代の為なら、野党協力を主張していますが、民主党は、共産党の協力を拒否しています。私は、民主党は、小泉総理と並び、以前の自民党の考え以上に、自由競争を主張しているように感じます。現時点でも、金持ち有利の競争は有ります。しかし累進課税など、低所得者への考慮は小さいながら、されています。
小泉総理、民主党の考えは、弱者のハンディキャップを外しての自由競争を考えれば、多数の実力有る人は良いでしょう。義務教育の場でさえ、成績格差が付けられます。大学まで優秀な成績で卒業しても、落ちこぼれる人もいます。千差万別の人間。競争を好む人、競争によりプレッシャーから実力を発揮できない人も居す。 そう言う、競争力の無い人は生きる道を奪われる可能性も考えられます。
私は、本当の革新政党は共産党以外に無いと思っています。共産党が野党協力のために、共産党の主張レベルを下げる事は、現在、共産党支持者の信頼を損ねる可能性が有ります。前の参議院選挙は、その警告を意味していると思います。
共産党は立派な正論党。その政党を支持しながら、表向きには、共産党支持と大手を振って発言する事の出来ないのが辛いところです。それは、多くの国民が、日本共産党に対して誤解を持って居る事です。党員制度も、無知なせいか私は閉鎖的な感じを抱きます。
共産党は、批判も必要ですが、主張、構想を積極的に訴え、共産党独自の政権党を目視すべきだと思います。それは、共産党の指示を表向きに大手を振って言える事です。