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民主連合政府樹立は画餅

2001/11/6 ミドリ

 私が民青にいた30年前、党の民主連合政府の樹立目標は1970年代の遅くない時期に・・・でした。ところが今は2001年です。あれから30年もたってしまいました。だんだんずれこんで次はいつになるのでしょう。
 私が住む…県は保守王国ですが、ここ30年の間県会議員一人増えていません。国会議員ととなるとお話になりません。毎回立候補するのにいつも最下位。それでも私の住む町では一人だった議員が三人になりました。共産党議員は地方議会で最も議員数が多いとか。でも圧倒的に多いのは無所属議員でしょう。
 共産党は綱領で「対米従属的な国家独占資本は、日本の労働者階級と勤労人民に対する搾取、収奪し、人民各層の生活をますます困難で不安定なものにしている…」と言っていますが、戦後の貧しい時代からみれば、たとえ搾取、収奪があったにしろ、また現在もそうであるにしろ、私達の暮らしは確実に豊かになったではないですか。
 共産党は当面の政治課題として、安保条約廃棄を掲げていますが、それもいつとは具体的には分かりませんが、内外の情勢の機が熟し、そうなるべくものならそうなっていくのではないでしょうか。
 格言にこういうのがあります。

「然るべき時に然る事が然るようになる。」

 日本が江戸末期黒船の来航により開国を余儀なくされたように、安保条約廃棄も機が熟した必要な時期がくれば、その時の政府が、たとえ民主連合政府でなくてもそうするでしょう。
 民主連合政府樹立を目指し強力で広大な民族民主統一戦線といいますが、そんなことがはたして実現できるのやら…過去から現在までの党勢の経緯などを分析し考察してみれば、将来的な予測はだいたいつくものです。
 共産党を軸にした民主連合政府樹立など画餅です。