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弱い立場の人の足を引っ張る発言は止めて下さい

2001/11/27 ケイエス、40代、失業中

 企業の固定資産は、利益を生み出します。しかし、土地以外の固定資産は、減価償却され、税金の軽減に繋がります。
 私達の固定資産は、直接的に利益を生み出しません。土地を公的機関が勝手に評価します。一般の住宅では、築20年を過ぎれば、資産評価は0に近いと想います。物価上昇はあるし、築10年以上、住宅税は下がらず、土地の評価額の上昇によって、土地に掛かる固定資産税も増額され、固定資産税は上昇の一途。築10年以上経ってから、多少下がり始めたものの、20年近く経ちますが、固定資産税は、さほど下がっていません。
 因みに土地は50坪、建物は30坪を欠けます。秩父市の郊外。私は、仕事もなく、利益を生み出せない土地。この資産価値で、安い農地を手に入れようと試みましたが、土地の売買価格の下落と、家屋の評価はマイナス、もしも手に入れられる所があるなら、教えて頂きたいです。
 土地50坪、建物30坪は、最低限必要だと想います。しかし、収入有る無しに関わらず固定資産税は強制的です。支払いを滞納すれば、高い割り増しがつきます。もしも、税金が払えなければ、文化的生活の基本で有る、住居を追い出されるのです。これが現実です。
 前にも書きましたが、就農政策は、農業経験が無く、40歳以上の独身者には、道を閉鎖しているのも現実です。国民の文化的生活を保障すべき国が、反対の事をやっているのです。
 この雇用不足と言われる時代に、毎日14時間以上、安い賃金で働く人、無料残業をする人、これは労働環境の破壊行為です。仕事の能力の高い人は、それでも良いかも知れません。
 不況の中、多くのリストラで残っているのは、高給取り。高給取りは、自力で仕事を発掘出来る能力が有ると思います。一人の高給取りに止めて貰えば、幾人かの労働者が助かるはずです。
 価格破壊の大量販売は、流通産業の破壊から、雇用破壊へと至った事は確かです。商品価値(材料・労働・経費)で価格を決めるべきが、市場価格優先をし、これこそが最大の問題点です。
 その中、食品特に、農水産物は今だに仲買のシステムを取り、毎日必要とする消費者は高く買わされ、生産者は、大量に生産すれば、暴落の被害を受けます。
 生活密着以外の物は、物の寿命に応じ価格をつければ、雇用の場の確保が出来るはずです。低価格で販売される、大量の電化製品の修理は部品より工賃が高く、買い換えた方が安く、新しい物も手に入ることが、ゴミ問題への悪影響を与えているのです。それと同時に、人間的サービスの近くの電気屋さんが、生きて行けない状態にも有ります。
 能力のある人は、政治の力を借りずやればよい事で、政治は、底辺に居る人に手を差し伸べる事こそ、必要なのです。
 世界に背伸びをして、追いつけ、追い越せ、引っこ抜け、そんな事を考えずに、自分の国を振り返り、我が国の国民の泣き声に、耳をよく傾けて欲しいです。
 ホームレスを非難する前に、いろいろと国はやるべき事が有るのです。生活保護の発言が有りましたが、それも厳しい制約があります。それは、文化的生活でない事を知って頂きたいものです。また、私を含めて、生活保護の受け方を知らない人も多いようですし、国はノータッチで地方任せで、地域格差も有ると聞きます。現実問題、暑い夏にエアコンも入れられない生活保護者が、亡くなった例も有りますよね。
 国は、お金を取る時は通知し、国民が利益を受ける事には、何も知らせません。年金でさえ、受け取れる時期が来ても、知らずに、手続きをしないで、受け取れない人も居るようです。
 私は、今困って居る人、ホームレスは勿論、失業者の問題を真剣に考えていただきたいです。雇用問題は、憲法で勤労の義務を掲げている以上、民間任せではいけない事なのです。
 失業者への怠け者発言は、誹謗中傷で有り、私は怒りを感じます。