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公益法人会計の改革について 疑問

2001/11/29 会計 太郎、30代、会社役員

 昨今、公益法人会計への改革が取り正されています。
 ディスクロージャー:情報公開がどんどん進み、不透明だった公益法人会計の内容が、開示される事となっています。そこで、思わぬ事が起こりつつ!! ・・・
 本来、公益法人会計とは、[公益]を目的とし、負託された資金をどの様に使い、どう財産等が増減したか・・・というものを明確にする会計です。[ストック式]と呼ばれる、企業会計とは異なる財務諸表があります。その[ストック式]の処理方法こそ、公益の1年間の動きを明確にするものなのです。とても、理にかなった良い帳票です。

 それなのに・・・
 ちまたでは、[企業会計の様に 損益計算書]になるかも・・・と言うではないですか! 今までの、公益法人の多くは、強い規制が無い為に、[公益]でありながら、[損益]を出して処理しているところが結構あるのです。

 せっかく、ディスクロージャーの規制によって、多くの公益法人がその[ストック式]たる正しく・明確な処理へと改正しつつあり、良い方向に向かっているのに、万が一、企業会計の様な財務諸表になるとしたら、これこそ、【元の木阿弥】です。

 どうして、その様な考えが発生するのでしょうか? 理解できません。

 [公益]というものを、きちんと考えれば、誰でも解るハズ。小泉首相・・・ちゃんと考えて下さってるのでしょうか?