私の表現には、多少ズレがありますが、行き着く所の思いは同じだと思います。同感します。
私は、所得低下防止に、33歳になってから大型免許を取りました。しかし、運送業者は公共工事の下請けの下請けと言う低い立場です。規定積載量をオーバーしなければ稼ぎにならない状況。
最初は、ダムの工事現場でダンプを運転しました。積載量は制限の倍以上、坂道発信が出来ません。私は危険を感じ数日で辞めました。ミキサー車の横転事故が有り、過積載が問題になりましたが、私の知る限り、大型で2トンは過積載をしています。
運転手の賃金の大半は歩合制。短時間で量を運ばなくてはなりません。違法行為をしなければ、仕事に有り着けません。無理しても低収入で、事故を起こせば、責任は運転者に重くのし掛かります。1件の家が買える程の車。借金で購入した運転手は、元を取る事さえ厳しいとされます。
この間テレビで、富士の青木ヶ原で自殺を志願した人が出ましたが、運送の仕事で事故を起こし借金地獄に陥ったそうです。生きる為の仕事が、死を選ぶ事になるのは納得が出来ません。
働く以上は、生活に不安無く、事故の不安も無く出来る事が大切です。無謀運転の運送車両の中には、ならざるを得ない状況に置かれている者も多いと思います。余裕無い運転は、大きな多重追突事故が証明しています。
教育のゆとりより、長い人生、労働にこそゆとりが必要だと想います。今の無理を強いる社会が、思わぬ大事故を誘因していると思います。