こんにちは、みなさん。そして恵一さん。
私はある地方都市で、野宿労働者・失業者の支援活動をしています。そろそろ雪が降り始め、真冬日になるのもそう遠くは無いでしょう。
このような北日本に位置する都市にも野宿者は存在します。この不況で、それまでも日本の最底辺で必死で耐えていた人たちが、合理化・リストラの名目で職を失い、住居さえ失ってしまったのです。都会の雑業や無駄に捨てられる食料を目指して集まって来るのです。そして、自立へのチャンスを待っているのです。この日本の現状では、定住住所(住民票)がなければ、就職することも福祉サービスを受けることも出来ないのです。そして、飢えや絶望感に苛まれ、やがて自立の意志さえ失われていきます。私も一時期まで、野宿者を働く意志のない人たちだ・・・と思っていました。しかし、それはこの日本の社会の仕組みが起こしていることなのです。国や行政は野宿者が自立する環境を作らなければなりません。私達がやるべきことは、まず第一にリストラに反対しこれ以上の野宿者を出さない運動。また、野宿者を保護し、自立へ導く施策(シェルターの設置や、就労事業の実施)を行政に要求しかちとる運動。それにまして、現状での野宿者への現実的な支援です。
飢えに苦しみ、寒さに凍える冬がやってきました。私に出来ることは、100回の掲示板への書き込みよりも、週に1回の夜回りで、野宿者を励まし病死や凍死から、働く仲間を救うことです。ここの掲示板を見られている人にお願いします。一度でいいから、夜回りパトロールに参加してください。多分、考え方が変わります(これは私だけだったかもしれませんが)。