選挙の際は、いつも共産党に投票しております。いつも、ご活動ご苦労様です。
ところで、最近、気になるのが若者の右翼化です。小林よしのりや、新しい歴史教科書をつくる会の影響でしょうか。ここ、数年、特にその傾向が強いと思います。彼らのいうことも一理あるところも、あるのですが、太平洋戦争で日本が行なったことは、素直に認めなければならないと思います。
彼らは、一様に、そのような歴史の味方について、自虐史観だ、愛国者ではないと決め付けているような感じがします。確かに、私は、今の日本を愛することが出来ません。戦争で被害を受けた国に対して、素直に罪を認め、心から謝罪できた時、初めて日本を愛せそうな気がします。
右翼化している若者は、自分たちと少しでも意見の異なるものをサヨクと呼んで見下げておりますが、(かたかなのサヨクという表現は、小林よしのりの影響です。)一体、何者だと思っているのでしょうか。他者の意見を素直に認めることも、大事だと思うんですが…。
それに、彼らには、言葉だけで行動が伴っていないと思います。平和運動家などを偽善者だ、効果のないことをやってどうするんだなどと批判しておりますが、かの人たちには少なくとも行動が伴っています。実際、サハリン等に戦後取り残された韓国人の補償問題に取組んでいる弁護士など立派だと思います。他人について、よく知らないのに批判する、これは民主主義社会に生活している我々は避けなければなりません。彼らも、自分たちの意見と正反対の人の著書等もしっかり読んで、理解した上で批判すればいいのですが…。やみくもに、批判するのは子どもと同じです。
私も、学生にすすめられて、小林よしのりの戦争論とか、右翼系の雑誌「諸君」「正論」なども読んでいますが、都合のいいことばかり書いているような気がします。かの書物と、正反対の立場からでも、いくらでも本を作れると感じました。
以上、脈絡もなく書き込みましたが、不況になると、右翼が台頭してくるというのも、あたっているような気がします。偏狭な民族主義、これは絶対に避けたいものです。
最後に、天皇について書くと、天皇個人的には、特に思いもないのですが、天皇制という日本の制度が今日の日本の不況をもたらしているような気がします。要するに、先の太平洋戦争で、天皇は最高の戦争指導者だったのに、一切責任を問われなかった。つまり、責任の所在があいまいにされた。この風潮が、官庁、会社等すべての組織で見られるような気がします。つまり、責任を押し付けあう。その結果、不良債権の処理等困難な問題を引き起こしてしまいました。そして、誰も進んで責任をとろうとしない。嘆かわしいことです。
長くなりましたが、日本共産党の益々の発展をお祈りします。