民青同盟が2万人まで少なくなっていると言うのは驚きました。私も30年ほど前に、一時、民青で活動していました。「70年代後半の遅くない時期に、民主連合政府の樹立を!」というスローガンが懐かしく思い出されます。当時、大学生であった私は「赤旗」を購読していて、そこに商業新聞では報道されない真実が語られていると思っていました。様々な共産党系の活動に参加し、青年期の社会勉強にはなったと今でも思っています。
しかし、自分の人生をかけるほどのめり込むことはついになかったです。そういう人もいましたが。最初、そういう活動に興味を持ったのは、そこで活動する人たちが魅力的だったからです。しかし、1、2年の間に、あれほど情熱的に未来を語っていた活動家が、手のひらを返したように脱落していきました。あの人も、この人も、また、あの時がんばっていたあの先輩まで、という具合に。私自身は卒業までなんとかいましたが。
私自身は、基本的に青年期の社会勉強として捉えていましたので、それはそれなりによかったと思っていますが、入党してまで自分の人生をかけた人は、大変だったと思います。「70年代後半の遅くない時期に、民主連合政府の樹立を!」ということを本気で考えていた人はたくさんいましたから。私自身も本気と言えば本気だったのですが、党中央委員会総会議案書を赤線を引きながら熱心に読み、その解釈を巡って議論している彼らにはついて行けませんでした。彼らの少なくない人は、大学を中退していきました。今はどうしているのでしょうか? 一度会ってみたいですね。なんせ、大学の所在地と現在すんでいる地域は遠いですので、なかなか簡単には会いに行けません。
2万人まで落ち込んだ民青同盟員のみなさんは、逆に言うと、本物だけが残ったのかも知れません。安易な風潮に流されず、社会変革の信念で団結が可能かも知れませんね。がんばってください。挫折を恐れず。