> 東北地方の政令指定都市におけるホームレスの保護は大都市としてはお寒く、食事の給付やお金の給付も無く、ボランティアも存在しない為、彼らは自助努力により生活するように追いこまれています。
はい、事実仙台は一昨年まで野宿者の存在すら認めておりませんでした。しかし、さすがにここ1,2年は存在は認めていますが、積極的な対策はとられていません。一応法外援助として、福祉課に相談に来た野宿者には1000円を渡して、東京に行くように指導しているようです。(私達は現金を渡す行為が自立を支援することにはならないと主張しています。)
ボランティアは、カトリックの正平協(正義と平和協議会)が月に1度のパトロールと炊き出しを、またパブテスト教会と労働者が中心とした仙台夜回りの会が毎週のパトロールと月1度の炊き出し支援を行っています。どうぞご参加ください。
詳しくはhttp://mehyang.digitoybox.com/ettou.htmlをご覧下さい。
>ほとんどの人はごみ箱から残り物拾いやコンビニやハンバーガー屋さんからの残りで生きています。また、寒い冬にも関わらず、夜中に溜まり場の駅も閉鎖され、外で寝袋のみで過ごす人もいます。このままでは凍死してしまうかもしれません。保護が必要です。
保護と言う言葉には、高見に立った言い方で若干違和感をおぼえますが・・・意図していることは全くその通りです。、まず第一に彼らの生存権を保証し、第二に憲法25条で保証されている「健康で文化的な最低限の生活」を的確に実施することを国に求めることです。つまり現実的には少なくとも冬季の間だけでもシェルターを設定し、寒さと飢えから彼らを守ること。憲法の生活保障が、生活保護法のみで、かつその運用基準が自治体によってあいまい。特に住民票がない限り対象とならないことが多いのが問題なので、野宿者の自立支援の特別立法を早急に成立させ全国一律の基準をもって自立支援施策を行うように運動しなければなりません。
>北国のホームレスは金の卵として高度成長期に集団就職で都会に出た人が解雇され、故郷に戻るとそこにも自分の場の無い人がまた故郷の近くの都市に集まり形成されました。日本の経済底辺支えた人びとが見捨てられていることは許せません。
{金の卵として高度成長期に集団就職}う~~んと、過去このような人たちがいたかも知れませんが、私達の聞き取り調査では聞いたことはありません。確かに最底辺で労働力の調整弁として使われて来た層が中心ですが、最近はリストラ→経済破綻→家庭崩壊→人間関係崩壊→住居喪失と言う形で野宿に至る人も増えています。
この掲示板でしつこく書いているのですが、野宿者問題や精神障害者問題など、いまだに日本に根強く残っている差別・排外問題を語るときには、観念論や情緒に訴えるべきではなく、実際に即したデータを元に行うことが必要です。そのためにも支援活動にご参加いただきたいのです。言われていることは重々わかるのですが・・・
とにかく、生命の危険を回避させる緊急策をかちとらなければなりません。また、根元的には、この第失業時代がどうしてきているのか? それを解決する政治変革をどのように行うのかを考えなければなりません。