去年末の皇太子妃雅子さんの愛子ちゃん出産についての報道はやりすぎで明らかに不自然でありまた、「週刊金曜日」でこのあいだ取り上げたように「天皇制廃止・反対」の運動の報道がタブー化しているのには僕も疑問を感じ得ないし、あまり天皇とかに興味ない友人の一人も今回のマスコミ、政界のオーバーアクションには納得いかないと言っていました。
たしかに天皇制は忌むべき存在なのかもしれません。しかし、「週刊金曜日」記載の記事でもあったのですが、一人の婦人や幼い赤ちゃんを「雅子」や「愛子」と呼び捨てにして、まだ幼い愛子ちゃんが生まれながらの鬼子のような存在と決め付け、生まれなければ良かったのような発言が一部で飛び交うのはいかかがでしょうか、世間の右翼化が進むといわれるこの時代にそんな横暴な意見で天皇制の疑問が一般の人達に聞き入れられるでしょうか? もう少し品をもって同じ尊厳のある人間として皇族の人達の批判をせねばならないと僕は思います。それが「すべての人間は平等」の理念を持つ社会主義者のあるべき姿だと僕は思います。