政界を始め、国が支配する所は公務です。官僚、閣僚は、立場は違いますが、仕事は国民の為に行う事の共通点が有ります。それは、国民に不利益に成るような仕事では行けないはずです。
外務省では、いろいろ疑惑が浮き彫りになってきました。その事は、結果的に政権政党の利権と言う疑惑を生みだした訳です。しかし、現実の所は白黒着いていません。それなのに、更迭処分で、疑惑問題を放置して、緊急を要するとは言え、国民の知る権利を阻害しています。
自民党の議員とは言え、自民党の議員の前に国民の代表で有ります。勿論、共産党の議員も、共産党議員の前に国民の代表です。だからこそ、党とて、議員の意見は拘束すべきでないと私は考えます。
自民党はどうか知りませんが、共産党は、一人一人の声の集約した意見が共産党の意志と私は、勝手に思っていますが、そうで有って欲しいと願っています。
この「さざ波通信」は、共産党の運営でないようですが、党員の方もいらっしゃるようですし、共産党議員の方も見て頂いているものと信じ言いたいのですが、党中央に自由な意見を出来る環境と、党内に、膿が有るのなら出す必要が有ります。
人が問題を起こすと、直ぐに処分問題になりますが、悪意か、善意かは区別すべき。人の処分は最後の問題で、再発防止の為に行われるもの。責任追及より、問題追求し対策を取る事が大事です。
鈴木氏と野上氏は、悪意の疑惑が感じられるものの、現段階では疑惑のみ、疑わしきは罰せずの法の精神に反します。田中氏は、疑惑を浮き彫りにした側で、国民の立場で言えば、大きな働きです。処分は不当です。
総理は、更迭処分を、国会運営の混乱をもたらしたから、喧嘩両成敗と逃げましたが、国会を混乱させようと言う意志がなければ、善意です。処分に値するのか疑問です。
それより、国会の空転は、議会欠席手段を執る野党にも責任有るはずです。その原点は、不満の声を無視しての多数決原理で、何でも無理に押し通していく事が問題だと思います。少数派に、とっては、国会を空転させる事しか手段が無いのかと、嘆くばかりです。今回の田中氏の処分の国民の不満は、最もなものです。
政治は、お金持ちの為では無く、弱い立場の人の生活環境を、潤してやる事が、目的で有る事を再認識して欲しいものです。