小泉総理は痛みを伴う、聖域ない構造改革を主張していますが、政治改革と言う言葉を聞きません。
今日の田中真紀子氏の参考人招致での発言で、田中氏は政治改革を真剣に取り組んでいた事を言われました。
田中外務大臣の更迭は、小泉総理の政治改革の意志が無いと言う事だと思います。
永田町は、政治改革イコール選挙制度改革と言う考えを先に持ってきますが、それも必要ですが、それより政治構造を改革する必要が有ると思います。
国民は失業増で収入源を無くし苦しんでいる人も多くいます。政治家もその苦しみを味わって欲しいものです。
小泉内閣は、国債発行を30兆円以内に抑えると言うだけで、結局、国の借金を増やしています。予算を削減する中、行政内の無駄にメスを入れずに、庶民の必要な予算を削減し負担を強いています。
政界のモラルも疑わしいことばかり、そう言う信頼の薄れている政界の基で国営企業の民営化論、構造改革論も信頼出来ません。
へぼ将棋では、攻撃すれば勝てる場合が有りますが、実力を持つ者の将棋では、守りを考えながら攻めを行います。それは、攻撃だけに集中すると、逆に詰まされます。守りだけを意識すれば、攻撃が出来ません。攻撃と守りは同時進行ですが、守りが優先です。
国民の生活を守り、政治改革(モラル向上、行政の無駄使い排除、利権排除)を改めた上でなければ、構造改革も意味無いと思います。国債の発行を抑えることより、0にすべきです。そして、低所得者に厳しい負担を求めなくても済むような予算にして欲しいと思います。