自民党という組織は、どういう集団なのかと考える。田中まきこのような人間がそもそもなぜ自民党に存在するのか? 本来、いてはならない人間である。親父が首相だからという理由で、自民党にいるのはわかるが、なぜここまで考え方が異なるのだろう? 安保政策にしても、かなり違うようである。
一説には、派閥に属さない少数派であるため、同じ自民党議員を批判することで出世しようと考えているとも言われている。族議員による派閥政治が主流なら、そこからはみ出た田中まきこは、党内左派にならざるをえないということか?
また、親父ともかなり考え方が異なるようである。自民党という政治集団は、族議員だけで構成されているわけではないということはわかる。抵抗勢力である野中のように、天皇に戦争責任はあるなどいうのもいれば、新自由主義+軍国主義=小泉のようなものもいる。
そうしたことも考えながら田中まきこを評価していく必要があるだろう。単純に、田中はえらい、というのでは危険である。彼女の意図は何か? 小泉と田中に国民は振り回されているのではないか? 「財政構造改革」「有事法制」、彼女はどう考えているのか? 雰囲気だけで、支持率が上がり下がりする状況は、極めて危険であるといえるだろう。