まず、私の立場について一言。私は自分を、然程保守的な人間だ、とは思っておりません。どちらかと言えば、リベラルな部類だ、と考えております。ただ、常に現実を前提として、議論を進めたがる傾向があります。無論、社会主義者でも、共産主義者でもありません。敢えて言えば、「弱者に配慮する資本主義」を支持したい、と考えております。
もし、こういう人間は、当サイトへの投稿はまかりならん、というのであれば、その旨お示し下さい。私はいつでも退散いたします。
それでは、2/13付の澄空さんの投稿について、考えることを記します。
日米安保体制によってアメリカ経済への依存(食糧やエネルギー、市場など)をすすめ、また農業を切り捨てグローバル企業を優遇してきた自民党政治の歯車を逆回転させるのが、共産党の政策であるのですから。
この件に関して言えば、国家の安全保障という側面から言えば、「備えあれば憂いなし」とは、まさしくアメリカ経済への過度の依存、食糧自給率の問題こそ、現在の日本にとって真っ先に解決しなければならない問題です。
私のような者がこういう投稿を見ると思うのが、具体的には、どのように「自民党政治の歯車を逆回転」させるのか、ということです。澄空さんの仰る理想は、誠に結構なものです。しかし、日本が日米安保体制やアメリカ経済への依存を、何らの犠牲なしで脱却できるとは思えません。農業を優遇して、グローバル企業を切り捨てて、中小企業の存在のみを許す農業国になるには、大変な痛みを伴うはずです。その犠牲や痛みを恐れるからこそ、自民党に支持が集まり、共産党への支持は、2%しかないのではありませんか?
それから、もう一つ。
本題にもどると、「一傍観者」氏の投稿をみたとき、私は上のように簡単に反論するだけでよい、むしろ相手にしなくてもよいと考えていました。---<中略>---基本的な立場を相違する人と議論をしても議論は成り立ちません。---<中略>---立場の相違が明確だと思われる投稿には、それを指摘するか、はじめから相手にしない、それが少なくとも私の考え方です。この態度もいささかおかしい、と思います。澄空さんは、私を保守的な立場の人間だから、相手にしなくてもよいとお考えのようですが、大抵の農業従事者の方は、保守的な考えの持ち主です。だからこそ、選挙においては、農村地域で自民党の候補者が当選するのです。澄空さんは、日本の食料自給率を上げたいと思っていらっしゃるようですが、相手にしたくない保守的な農業従事者の方とはどのように連帯なさるおつもりでしょうか。さらには、基本的な立場を相違する人と議論をしないで、どうやって自分たちの勢力への支持を増やそうというのでしょうか。このような態度では、共産党他左翼勢力への支持は先細るばかりとなりましょう。