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【告発】鈴木宗雄と公益法人との甘い関係

2002/3/14 斎藤、40代、団体職員

【告発】鈴木宗雄と公益法人との甘い関係
 私は鈴木氏の関係する根室の業者から接待を受けた公益法人の職員です(内部告発なので本名はご勘弁ください。)
 鈴木氏が北海道・沖縄開発庁長官を務めていた97年、98、99年度頃の(財)経済調査会発行の月刊 積算資料をみると、北海道釧路地区の土木主要資材【生コン、骨材】の単価が近隣他地区の単価に比べて異常に高くなっています。
 具体的にみるとと生コン(当時99年P58掲載)の指標となるレディーミクストコンクリート呼び強度21、スランプ18cmのm3あたりの価格は釧路15100円に対し、近隣の帯広は7500円、札幌7200円と記載されている。また、骨材(当時P79掲載)は砂利25mm以下で釧路4570円に対し、近隣の帯広は2650円、札幌は3000円と記載されている。この傾向は今もなお続いています。
 このことにより釧路地区の公共工事は他地区に比べて同じものをつくるにしても予算はずば抜けて高いものとなり、関連の公共事業を受注した企業全体が潤っていくしくみがあります。企業が潤えば、鈴木氏に対しての献金も必然として増えるわけです。
 背景には鈴木氏の間接的な圧力があります。経済調査会は旧建設省の管理下にあり、また、北海道開発庁からも多くの受託調査も受けていました。釧路地区の資材単価調査も受託調査も受けており北海道開発庁長官のご意向は神の声そのものでした。つまり、役所のほうが釧路の価格を高くしてくれと暗に調査会に伝え、受託調査の結果としての報告価格と提出させられたり、定期刊行物に掲載させられるわけです。また、地元工事業者や生コン組合等からの調査会に対する接待攻勢や定期刊行物の大量購入、色仕掛けや定期刊行物への広告掲載による影響も他地区に比べて目だっていました。
注1:公共工事に使われる資材のうち使用数量が多く、地場の業者から供給されるものを主要資材といい、生コン、骨材(道路の基礎に敷く、石のこと)があります。
注2:役所の積算【工事価格の積み上げ=入札価格】の基礎価格は(財)経済調査会発行の月刊 積算資料が使用されるため、(財)経済調査会には様様な圧力がかかり利権の温床となり問題になっています。掲載単価が高いほど、地元の工事会社からゼネコンから下請けまで潤います・・