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選挙制度の変更は現状での最優先課題(1)

2002/3/17 高弘、30代

 現在の小選挙区制では、他の政党が、自民党に勝てる日は、永遠にやって来ません。小選挙区というのは、基本的に比較第1党が、全てを取ってしまい、残りの政党を全滅させる制度なのです。現在の小選挙区は始めから自民党が勝つことが分かりきっている出来レ-スをやるような物なのです。自民党以外の政党は、完全比例代表制で獲得できる議席より大幅に議席が減るのが、分かっているのに何故このような馬鹿げた選挙制度を廃止するのに協力できないのか、不思議でしかたがありません。このまま比例代表の定員だけを削っていけば、国会は小選挙区で圧勝する比較第1党の自民党議員で埋め尽くされてしまうのは、目に見えています。この小選挙区比例代表並立制の行き着く先は首長選です。比例代表がゼロで全ての選挙区が定数1となります。そうなると共産党は総与党によって完全に国政から締め出されてしまいます。
 他の政党の選挙協力を見ていると、どう考えても自民党に対抗することより共産党の邪魔をすることのほうに心血を注いでいるようにしか見えません。共産党の当選者をゼロにできれば後はどうでも良いのか? と考え込んでしまいます。野党は、あまり意味の無い選挙協力をするより選挙制度を 公平なシステム(完全比例代表制)に変えるように協力する方が、よほどまともだと思います。現行のように開票率が0%で当確が出るような選挙結果 はもう見たくありません。