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有事立法反対の矛盾

2002/3/23 ネムオ、50代、公務員

 共産党などの有事立法反対の理由のひとつに日本を攻撃してくる国は存在しないということですが、つまり中国や北朝鮮やロシアが日本を攻撃することはないというわけですが、ではアメリカ帝国主義はいったいどこへ行ったのか。共産党はこの世界にはアメリカ帝国主義というものすごく悪い、恐ろしい国がいて侵略や戦争をやりたい放題にやっているといっていたのではないか。在日米軍も他国への殴りこみ部隊だといっていた。現にアフガン攻撃でアメリカが世界中どこでも攻撃できる力を持ってくることは実証済みである。
 共産党の主張では現在の日本はすでにアメリカに侵略され武力占領され主権を奪われている状態である。だから現在日本はアメリカから武力攻撃されないわけであるが、だがもし共産党の政権ができたらどうなるのか。共産党は在日米軍や自衛隊は共産党政権を阻止しぶっつぶすためのものといってきているのに政権をとったら安保条約に基づいて破棄を通告すれば1年後に安保は解消されるとかアメリカとは日米友好条約を結ぶので敵対関係になることはないといっています。ところが現在共産党はアメリカ帝国主義は自分に都合の悪い条約や国際法や国連憲章を守らないといっています。
 それならアメリカにとって安保廃棄は都合は悪いことであるからそのまま居座る恐れがあるし、自分に都合の悪い条約を守らないといっている相手と友好条約を結んでこれだ日本は安全などというのはペテン師、詐欺師呼ばわりしている相手に自分の全財産を預けて「これで私の財産を増やしてください。」などといっているようなもので全く矛盾している。共産党は自分が政権をとったらアメリカ帝国主義という強大な侵略国家からどうやって日本を守るのか。
 現在共産党が言ってるようなアメリカ帝国主義なら共産党政権ができたら直ちに日本もならず者国家、悪の枢軸のひとつと認定され、直ちにアメリカから武力攻撃されることになる。それに備えて有事法制や中国やロシアとの安保条約を結ぶ必要になるではないか。