今朝3月24日の新聞は、社民党議員辻元清美さんの議員辞職必至と報道している。これを契機に自民党は一気に反撃に出る。野党は構造的に共通の問題を抱えているため、困惑しているという。
この問題がはたして政治を腐敗させるような大問題なのか。偽証や詐欺といわれればそれにあてはまるかもしれない。けれど、自民党を追及しつづけた辻元議員の健闘はその意義はいささかも減ずるものではない。
辻元さんが辞職すれば、それ以降一気に政局は与党ペースで進む、この問題の仕掛けは政局を一層与党の思うがままにさせる結果を招来させる。
確かに辻元議員の秘書問題は、問題であったかもしれぬ。だがそれは、政治の根本問題ではない。貧乏な野党の経済事情を勘案したとき、そのような台所事情の足元をみすかして巨悪が悠々とはびこる日本政界事情に怒りが収まらない。