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はじめまして楼坂さん、貴殿の日々の御活躍はここだけでなく、有田氏の「憂国至情」や「ＪＣＰＷ掲示板」でも拝読しております。
以前からあなたのステロタイプな「保守、改憲＝悪」「革新、護憲＝善」のごとき「市民派の正論」を散見しておりますと、このような単純な対立軸こそが左翼革新をダメにした元凶だなと思っておりました。
あなたにとっても今回の横浜市長選は相乗り現職より、中田氏のほうが遥にマトモであろうことは嫌々ながらも認めざるを得ないと思いますが、それでも重箱の隅を突つくかのように、応援者の一人にすぎない松沢氏の愚行を中田氏本人と混同して揶揄するかの如き発言は筋違いですよ。
私も松沢氏の愚行は許し難きものと思いますが、それと中田氏の政治姿勢とは直接関係ないでしょう。
あなたにとっては統一教会シンパに応援された新市長などいかがなものかという「市民派の正論」を仰っているおつもりのようだが、これこそ中田氏を勝利に導いた本当の市民感情から乖離しているように見えます。
横浜市民は例え中田氏が改憲保守であったとしても、自分自身の言葉で語りかけ、現状を変え、より良い街にしようという熱意を彼の中に感じたからこそ、彼を選んだのだと思うんですがね。
その逆に、悲しいかな、そういった自分の言葉で伝える熱意といったものを持ち合わせていない「革新護憲」の共産系候補（もし、あなたが横浜市民なら一票投じたであろう）は、有権者に殆ど相手にされなかった訳ですよ。
私は中田氏の発言を何度かテレビで聞いたことがありますが、純粋に好印象を得ました。しかし楼坂さんのように出自が保守であるというだけで先入観がある人にとっては、いかに有能な人材であっても理解する気もないし、受け入れ難いんですね。
逆に「護憲反安保」のお題目をさえ唱えていれば、どんなに人間的魅力に欠ける候補者でも取り敢えず、オッケーなんですよね楼坂さんにとっては。
ちなみ京都府知事選に関しては、私も相乗り候補より、消去法として共産系の候補ほうが僅かにマシだと思いますが、実際、当選するかとなると難しいでしょうね。
不特定大多数の無党派層にいかに相乗り候補に対する拒否感があっても、共産系候補に人間的魅力が感じられなければ、結局、大部分が棄権して相乗り候補が逃げ勝つってことになりそうな気がします。