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自衛隊と平和憲法について

2002/4/25 高弘、30代、会社員

 自衛隊と平和憲法この2つは、周知のように矛盾しています。
 自衛隊は、どのように解釈をしようとも日本軍ですよね。
 憲法9条の方では、陸・海・空の軍事力を持たないとなっている訳ですから他に解釈をしようがありません。
 合憲派は、自衛権を否定している訳ではないから合憲だと言い、違憲派は、いかなる戦力も持ってはいけないから違憲だと いう訳です。
 存在自体が、否定されている自衛隊を現行の憲法に合わせようとすることに根本的に無理があります。
 だから無理に合わせる必要は、ありません。
 これは、国民の都合に合わせれば良いのです。
 法治国家だからそれはまずいだろうという意見もあると思いますが、国防は憲法の都合ではなく、国民の都合で決めれば良いと思います。
 憲法は、国民のためにあるので、国民の都合の方が優先される訳です。
 要は自衛隊は違憲だが、防衛上必要という結論になる訳です。
 だから憲法9条を変える必要は、ありません。
 憲法9条には、日本の軍国主義化を防ぐという、大切な役目があります。
 これを変えようすると過半数の改憲派に押し切られて自衛隊合憲となってしまいます。
 そうなるともう護憲派には、軍事大国化への流れを食い止めることは、できなくなってしまいます。
 下手をすると徴兵制が、復活する可能性すらあります。
 自分自身は、自衛隊を容認する姿勢です。
 軍隊を常備していないと防衛上不安があるからです。
 非武装中立は、確かに他の国に脅威を与えない考え方ではあります。
 けれども他国からの侵攻に対しては、ほとんど意味をなしません。
 非武装中立は他国が同じような考え方になって、国連軍が常に各国に待機しているようにならなければ無理でしょう。
 平和憲法を持って反戦・平和を訴えつつ、自衛隊で国を守るのが現実的な路線でしょう。