キンタロウさん、今晩は。
国と国との関係では未来永劫ひとつの状態が続くわけではありません。友好関係のあった国々が戦争状態になったり、敵対関係にあった国が友好関係になったりこれまでの歴史で繰り返しあったことです。今ないから未来永劫日本が攻撃されないというのはあまりにも国際関係を楽観的過ぎる。
この危機意識は現代日本に蔓延している考えでしょうね。
目前に迫った戦争危機に対して『現実的に』対応しようとしている姿だとは思います。
でもそうした繰り返しの状態を、根本的に解決して戦争の残酷と悲惨から人類を解放したいと思うのもまた自然に生まれてくるのではないでしょうか。
戦争の悲惨と残酷を凝視した人は当然「戦争はいやだ」という思いになり、反戦意識も生まれます。
その凝縮されたのが「9条」でしょう。でもこの9条は現在ほぼ形骸化しています。
自衛隊の海外派兵が堂々と行なわれています。これは日本が攻撃されているのではなく、攻撃しているのですよ。
キンタロウサンの危機意識は現代日本の支配者たちの危機意識を反映したものです。
今や戦争反対を貫くことは命を賭けるような時代になってきています。全世界的な反戦運動の高揚のみが破滅的世界戦争を押し止める事ができるのではないでしょうか。