KMさんありがとう。
党がなぜ異見を認めないか、わかりました。「党の団結」のためだったのですね。私は以前新婦人という組織に入っていたのですが、もちろん中
心的に活動していたのは党員の方々でした。あるとき「分岐」で有名な中里喜昭さんが文学同盟?をはなれ、「葦牙」という雑誌を刊行している話をしました。それには中里さんが除名された経緯が書かれており、「文化評論」に中里さんの同盟除名についての文章が載り、それに反論する機会を
希望したが、編集の判断で却下されたというものでした。それを読み、中里さんの主張(反論をさせろという)に共鳴した私が、反論を載せるべきだと言ったのに対して、その党員の方は「なんでも載せればいいというものじゃない」、悪い内容のものを載せるのは読者に悪影響を与える。と応えたのです。私は共産党が読売新聞に中傷記事の反論を載せろと要求した例をあげ、更に反論しましたが、それ以上は相手にしてもらえませんでした。「党の団結」をひとみのように大切にし、それを曇らせるものは目にふれさせないようにしたかったのですね。
ちなみに、宮本さんが引退したあと、中里さんを追いやった原因である小田実氏を、党は受け容れるようになっています。ほかにも、悪口を言っていた文化人と交流を始めています。
もうひとつちなみに、「葦牙」の投書欄は次第に共産党への悪口雑言欄になっていき、品格が堕ちてしまいました。今は発刊されていないのでは?