投稿する トップページ ヘルプ

一般投稿欄

4/10(おくびょうもんさん)へ

2002/4/13 高弘、30代、会社員

 自分への意見なので、あなたの投稿内容に対して自分の考えを述べます。
 「選挙は、議員を落とすこと、そして新議員を選ぶことに意義がある」とありますが、どちらも賛同できません。
 自分は、基本的に選挙とは、自分の考え方に近い人物を当選させ議員として国会に送り出すことと考えています。
 もうひとつ新議員を選ぶことに意義があるとありますが、別に新しい古いで議員をより分ける必要は、ないと思います。多選が問題なら多選を禁止する規定を作れば良いし、高年齢が、問題なら定年制を設ければよい筈です。
 他の人が選んだ候補者は、その人に国政の場で自分の意見を述べて欲しいと思ったのですからその人が、落選するのはある一定の票を取れなかった時ということで良いでしょう。ある候補者を落選させる為に自分が支持していない候補者に票を投じようとは思いませんし、それが、戦略的に功を奏するのなら少なくともその選挙制度ではその投票自体が本当の民意を代弁するものではなくなってしまいます。
 さらに、選挙には、勝たないとだめ、とありますがこれはその通りだと思います。
 ただし勝つというのは、手段であっても目的ではありません。支持政党が勝たないと自分の意見を政冶へ反映させることはできないのは、分かっています。だからといって自民党の推す候補者に僅かな利権のために日常的に相乗りする政党を支援することはできません。
 政策協定を常に第一に考えて、反自民の協力をしなくてはならないのは、基本政策を考えれば、本来、民主党や社民党のはずです。そういう政党が常に自民党政治を支え共産党の足を引っ張るようなことをやりながらどうやったら共産党は協力できるのでしょうか。
 よく「自・公」対「民・社」対「共」のような三つどもえの選挙が、ありますがこれは本来の意味の三つどもえとは違います。これは総与党が分裂をして争っても共産党が勝つ可能性がないから分かれて戦うだけです。京都や大阪のような所では相乗りをしないと共産党が勝つ可能性があるため分裂することは、まずありません。逆に言えば総与党が分裂する時は、どうやっても共産党に勝ち目が無い時です。民主党や社民党が常に自民党に対決姿勢を取り、戦略的に共産党を支援してくれるようになって初めて野党共闘が成り立つのです。その条件が、整った時に初めて保守系候補を落とす 選挙が出来る訳です。それまでは、総与党(保守)対共産党(革新)という図式の選挙が続くでしょうね。そして共産党候補に投じられた票は、小選挙区のように切り捨てられる訳です。共産党だけが、単独で50%を越えないと当選者を出せない図式が、ここにあります。