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一般投稿欄

政治の現状を改善するために

2002/5/3 杉浦庸暢、30代

 現在の政治が良くないのは誰でも知っています。それはどうしてか、それはなぜなのか、その原因は、とどんどん突き詰めていったとき、私は政治に関する根本的な制度に問題がある、という認識に至りました。現在のいわゆる民主主義は選挙による代議制と、多数決による決定を柱としていますが、こうしたことが形成されたのは、近代のフランスを始めとした啓蒙主義哲学の時代だったと思います。しかし、これらが実際に行なわれるにつれ、考えられていたのとは違う現実が目の当たりになってきました。日本では、自民党など保守政党の議員は、選挙区を地盤とした世襲議員に近く、また自民党ではあきらかに、議員はそろって賛成、あるいは反対するための頭数に過ぎず、必ず自民党の決議に従って賛成、反対することを暗黙の交換条件に、選挙で自民党公認、推薦を得ているようなものです。実際、ほとんどの自民議員は、国会で口汚い野次をとばす以外、何もしていないも同然です。
 では、どうすれば良いのか。それは民主主義を支えるルールに対して、改良を加えるべきなのです。簡単にいえば、以下の点をルールに追加すべきです。

  1. 議員は4年間かぎりの勤めとし、一生涯を通じて再選を認めない(職業議員の廃止)。
  2. 議会に自分たちの代表(議員)を選出することを住民の義務とする。
  3. (投票を義務化しているのと異なるのに注意。また職業議員を認めていない以上、当然「自分」自身も50~60代になったとき、議員候補となることを自覚する)
  4. 投票に際して、男は男の議員候補者に、女は女の議員候補者にのみ、投票するものとする。(したがって議員はほぼ男女半々になるはずである。これは女性にも自由と権利だけでなく、応分の義務と責任を負担してもらうためである。現代の女性が社会的自覚が低いのは戦後この投票ルールの追加がないまま長年経過したために、誤った無責任な状態が常識となっていたためと思う)
  5. 議会の使命を、住民から寄せられた苦情の解決、とはっきり定める。 (住民には苦情(景気の悪化など)を議会が設置した苦情箱に投書する権利があり、議会は寄せられた苦情(苦情のみ)を読んで、苦情された事実を確認し、その解決策を考え、一つ一つ解決していくのが義務である。したがって真面目に取り組んでいないと、未解決の苦情が累積していくことになる)

 まだいくつかありますが、詳細はまた別の機会に。それでは