はじめに言い訳しておきます。詳細に読んだわけではないので、かなり乱暴な意見になります。しかし、わたしにとっては重要な論点ですので、あえて無防備に書きこみます。
さざ波通信26号に対して異議ありです。
まず、フランス大統領選でのルペンの躍進について
さざ波通信は、左翼の乱立は従来もあったのであり、そのことを理由にはできない、共産党や社会党の「現実主義」路線が、今回の事態を招いたという論旨と思います。そして、その論旨を日本にも適用しています。
わたしは、今回だけでなく、従来も、左翼の乱立は誤りだと考えています。左翼が乱立せねば、今回も左翼は決戦投票で政権を争えたかもしれません。その候補が、社会党であるか共産党であるかトロツキストであるかは、それこそその政策と運動で争うべきです。もし、そうでなく、左翼が決戦投票に行けなくても、「わが党」の勢力を伸張させ誇示したいということであれば、従来の左翼と右翼などという枠組みでない「分岐」「争点」での政界再編を行うべきです。わたしは、この考えを日本にも適用すべきと考えています。暴力主義的、非民主的な「左翼」との共同は望みません。
次に秘書給与問題についてですが、これは次回書きこめたらということにします。一言だけいえば、共産党の議員団への振りこみと使い方は基本的に問題がなく、社民党辻元さんには問題があり、ましてその後の対応が問題で議員辞職に相当する、との主張と読みました。
とんでもない話だと思います。語られなければならないのは、それこそ、共産党も辻元さんも50歩100歩であり、どちらもそう大した問題ではない、ということです。辻元さんを擁護しない共産党とさざ波通信って、おかしい!
上記の論旨ゆえに、その所属と運動に迷いを生じている新社会党員です。