党員欄に掲載された「立命館OB」さんの分析は素晴らしい。このような分析力が京都の共産党にいること自体を、日本共産党がどう考え、どう評価するのかが興味深い。
氏の意見に「名無しの権兵衛」氏が応じている。こういうさざ波通信を、中央幹部が受けとめられずに、処分したというのは、怒りではなく、なさけない話しだ。
京都について言えば、京都府委員会が分析して次のステップへの政策的見解をうちだすべきだが、私はあまり期待できないと思っている。それより、個人でもあのような分析がなしうることに、期待している。
不破哲三、上田耕一郎以降、よしあしは別に、魅力ある共産党幹部が見えない。自由・分散主義だかなんだか知らぬが、もうすこし金太郎飴じゃなく、ひとりひとりが個性ある思考力や意見をもつようであってほしい。
もっとも、見えなくともそれなりの人材はでてくると期待したい。
民主集中制が「意見の留保と行動の統一」であっても、意見もうちだせずに選挙後になしのつぶてでは。京都の自治連の『ねっとわーく京都』今月号で、注目すべき総括が載ったと聴いた。そういう分析を大胆に生かしきるのが、日本共産党の生命力となるのだ。
それさえわからず、いまだに共産党支持票が増えたと思い込んでいるのでは、しかたがない。