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印パ核戦争の危機

2002/6/1 ガンダーラ、50代、無職

 インドとパキスタンがカシミール問題で国境にあわせて100万を超える軍隊を集結し一触即発の状況である。両国は過去に3回戦争をしたが今回は双方とも核ミサイルを保有しており、核戦争に発展する可能性が40年前のキューバ危機の米ソ両国よりも高いといわれる。ここで重大なことはインドもパキスタンも非同盟諸国の有力メンバーだということである。これまで共産党は戦争侵略はすべてアメリカ帝国主義の仕業であり、アメリカが侵略と戦争の主柱であり、電信柱が高いのも郵便ポストが赤いのもみんなアメリカが悪いのだという具合に戦後一貫してアメリカを口を極めて非難し連日悪口雑言の限りを言ってきた。レーガン大統領(当時)が来日した時など「戦争好きのレーガン大統領が日本で核のスイッチを押すかもしれない。」などとまでいっていた。そしてその逆に非同盟諸国は平和勢力であると口を極めて礼賛し、共産党が政権を取ったら日本も非同盟諸国に加わるといっている。しかし印パの開戦の危機により、第二次大戦後最初の核戦争が共産党が戦争の元凶と批判していたアメリカでなく平和勢力と礼賛していた非同盟諸国の有力2国間で行なわれるとしたらまさに皮肉・・・(文字化け)・・・
 湾岸戦争のときは社民党は土井委員長がイラクを訪問した。共産党は一昨年東南アジアを訪問し平和に貢献したとか言っていたが今回は赤旗の報道なども他人事のようである。インドやパキスタンは共産党から見るとアジアの国ではないのか。それとも相手が共産党が敵視しているアメリカでないのでやる気が起きないというのか。