中野区長選挙の結果は、惜しくも残念であったと思います。その後、本サイトでは、「革新」候補の是非について、どちらかというと選挙戦術に比重をおいた興味深い議論がなされております。そこで、とんびは、新たな観点として、今日における「革新の政策」とは何かを深めて行きたく思います。その皮切りに、「革新三目標」(下記)の意義と限界について論じ合うことを提案したいと思います。
問いかけ:
(1)「国民」という言葉がしきりに出てきておりますが、果たしてこの概念がどこまで「革新の立場」に今日において有効でしょうか?
(2)「豊かになる日本」は、他の地域の人々を犠牲にしないで、どこまで可能でしょうか?
(3)共産党が、最近の選挙や中央委員会総会で、革新三目標にほとんど言及しなくなったのはなぜでしょうか? またその妥当性はどうなのでしょうか?
ちなみに:
革新三目標(共産党21回党大会決定)
①日米軍事同盟と手を切り、真に独立した非核・非同盟・中立の日本をめざす。
②大資本中心、軍拡優先の政治を打破し、国民のいのちと暮らし、教育をまもる政治を実行する。
③軍国主義の全面復活・強化、日本型ファシズムの実現に反対し、議会の民主的運営と民主主義を確立する。
三つの共同目標(全国革新懇)
①日本の経済を国民本位に転換し、暮らしが豊かになる日本をめざします。
②日本国憲法を生かし、自由と人権、民主主義が発展する日本をめざします。
③日米安保条約をなくし、非核・非同盟・中立の平和な日本をめざします。