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どうせ負ける選挙

2002/6/22 ブーイング娘、30代、製造業

 「どうせ負ける選挙」をいかにたたかうか?
 首長選とか1人区での選挙では、共産党は勝ち目は薄い。たとえ保守系が分裂してもだ。おまけに公選法上の数字のトリックで1人区は、供託金没収のハードルが高い。率直に言って、高い「ぺナルテイ」を払って戦う選挙戦を「ころんでもただでは起きない」選挙戦としてたたかうのがポイントだと思う。

<A>秋田県湯沢市で鈴木俊夫という方が金星を取ったのは記憶に新しいと思う。私の記憶によれば、前回の参院選の秋田選挙区の候補者である。手元に資料がないので事実誤認があれば指摘願いたい。赤旗のコラムによると「ルックス」なり「人徳」なり「参院選候補者」というメリットを生かして当選したとある。
 もちろん「ルックス」がよいにこしたことはないが、舛添要一や田嶋陽子が当選したことにみられるように「学者である」「タレントである」「トークがうまい」などの事柄もプラス要因になってくる。年齢が低ければ「若さ」になり、年齢が高ければ「ベテラン地方議員」だ。
 特に、知事選などでわざわざごていねいに「共産党」の看板をはずして、「明るい公正民主の革新政治を作る会」などの大衆団体の推薦を受けて立候補すると言う形式をとる場合が多いが、ここでは「共産党」の看板を大きく出すべきである。どうせ負けるんだから。「タマを作る」というスタンスに執着すべきだ。知事選はマスコミの扱いがでかい。候補者の主張にはスポットライトがあてられる。話はずれるが、大阪10区に菅野悦子氏を投入したのはヒットだと思う。
 逆に有事立法や医療改悪など大衆的要求の強い分野では看板は引いたほうがいいと思う。街角でどこかの団体が「世界が平和でありますように MAY PEACE PREVAIL ON EARTH」という立て札をたてているのを見かけるが、ある教師が「あれは団体名をわざと書いていないのが好感が持てる」と言っていた。名を捨てて身を取る戦術だ。その団体名は実は今も知らない。
<B>志位氏はかつて「当選するときはなるべく高い得票で」と主張したが、私は「落選するときもなるべく高い得票で」といいたい。選挙戦は2年に一度はやってくるんだから。
<C>土井たか子氏の選挙区には対抗馬をたてるべきではない。どうせ勝てないんだから。社民党だって悪い気はしないだろう。「共産党は薄気味悪い政党」というマイナスイメージは少しは払拭できるかもしれない。