江東江戸川総支部に所属する新社会党員です。
最近、「さざ波」で、雇用における年齢制限(特に中高年)の問題が論議されています。
共産党や民主団体?でも同様であるとの憤りが書かれています。
わたしも明日をもしれぬ零細企業の経営者で、会社が倒産したとき、生活の糧を得るための就職を考えた場合、大きな不安を持たざるを得ません。
年齢による雇用差別を許してはならないのは言うまでもないのですが、しかし、この問題を法律面だけで解決するのは無理があるように思います。
実際、わたしは社員の自主管理型の零細企業を「経営」しており、過去に何度か社員の採用をしたことがあります。
年齢、性別、国籍、学歴不問で募集いたします。
不景気と高失業率を背景に、たった一人の募集に本当に多くの方が応募なさいます。老若男女を問わず多くの方が面接にいらっしゃいます。
ここで、中高年の方を採用する場合に、大きな壁が立ちはだかります。
1、崩れつつあるとはいえ、まだ根強く残る日本の年功序列賃金制度の中で、中高年の方の雇用コストは相対的に高いということ。
2、若い方と異なって、中高年の方は、職業や業務への適応に時間がかかる傾向にある。また、仕事の方法に関する自分の価値観に固執する傾向も強い。
3、そもそも、必要とする職業能力を持たない人は採用しにくい。
こうした問題をクリアしない限り、なかなか中高年の雇用促進はできないのではないかと思います。
実際、中高年の方を雇用して、大変、苦労したことも事実です。
*今もその社員は在籍しています。
「さざ波」読者、投稿者の方も、雇う立場になってものを考えてみる必要もあるのではないでしょうか。そこから改善解決を考えてみる必要もあるのではないでしょうか。
ひとつの方向性として、年功序列賃金や年齢給は廃止していかねばならないと思います。いかがでしょうか。