やっと考えるヒントにであった。
以下に紹介するが、その前に。
田原という男は、曲者だ。数年前に誘われて大和證券主催の講演会に出かけた。講師の田原が、「大東亜戦争は、聖戦だった。」と言ってのけた。そして、100万円の講演料を手にして、猫背だったが颯爽として引き上げていった。
田原のTV上でのやりくりは、「言質」をとること。
筆坂氏は、これにひかかったようだ。「もし攻めてきたら…」と聴いてきたら、「政治は仮定のお話になじまない。」とか、「どこがどのように攻めてくるか?」と問い返すことだ。
さて本題:
水野広徳というと、明治の戦争文学者、おまけにもう古い、と言われそうだ。が、さにあらず。彼によると、
戦争をなくす方法は、3つだ。
① 国連が国連軍を持ち、他方で各国の軍備を全廃する。
② 兵器の開発を徹底して、物理科学的に戦争を不可能にすること。当時で言えば、毒ガス、と飛行機。
③ 世界の人々が戦争の悲惨さ、無意味さを知ること。
政治的に、経済的に、軍事的に。
ブッシュ政府は、②を目指す。小泉政府もこれに協賛。
共産党は、どうなのか?①であろうか?
②については、現代では、核兵器によることになる。
残念ながら、現実路線は、これだ。が、
革命的な路線は、③の延長にある、と信じたい。
なお、水野は軍人でありながら、反戦論をとるにいたり、第2次大戦中は、八丈島にこもり、その信念を通した。