2000年衆議院議員選挙より
比例得票率(%)
自民党-28.3
民主党-25.2
公明党-13
共産党-11.2
自由党-11
社民党-9.4
保守系の政党が保守系の候補に相乗りするだけなら、革新陣営の票はそれほど減る事はないでしょう。しかし革新系の政党が保守系の候補に相乗りした場合、話は違ってきます。
革新系の票が保守へ流れた分は、同時に革新陣営の票が減るため、流れた票数の2倍の差がついてしまいます。
例えば9.4%の社民党が保守陣営に行くと、民・共36.4%、自・公・由・社61.7%、票差で25.3%(比率で約2倍)。
同じように25.2%の民主党が保守陣営に行くと、社・共20.6%、自・公・由・民77.5%、票差で56.9%(比率で約4倍)。
社・民が、両方保守陣営に行くと共11.2%、自・公・由・民・社86.9%、票差で75.7%(比率で約8倍)。
つまり社民・民主のどちらかが保守陣営へ行くだけで、革新陣営は圧倒的に不利になります。
まして共産党対総与党では、もう消化試合をやるような物です。
社民と民主が完全に保守へ移行した場合は良いのですが、革新としての体質を持っているため、保守へ相乗りをした場合、それに伴いかなりの革新票が保守陣営へ流れてしまいます。
とにかくどんな形でも良いから民主党と社民党は革新陣営につなぎ止めておくしかない訳です。
首長選は投票率が低い傾向にあるので、基礎票の多さでほとんど選挙結果が決まってしまうと考えます。