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７月１８日付「朝日新聞」で知ったのですが、ホームレスの自立支援のための特別措置法（議員提案）が衆議院の厚生労働委員会で全会一致で可決されました。
半年ほど前、この投稿欄でもホームレスの増加やその処遇が話題になっていましたが、そのとき議論の行方を注視していたみなさんは、この法案をどのように評価なさるのでしょうか。
新聞によると、今国会で成立するかどうかは微妙とのこと。
法案の中身は、長短を合わせ持ったもののようです。長所としては、ホームレスの人々の就労機会や住居を確保することは国や自治体の責務であることが明記されている点。短所としては、公園などの公共施設が「適切な」使用を妨げられている（ホームレスの人々の生活場となっている）場合には、管理者が必要な措置をとれる（強制排除も可能）という点。
ただし、短所については、委員会は、人権に十分に配慮という付帯決議をしたとのこと。
申し訳ないことに、私はこの法案が上程されていたこと自体知らず、どのような経緯や背景から上程されてきたか、その意図がよくわからないまま現在にいたっています。
また、各紙の記事からは、大ざっぱな事は分かっても、実際に、ホームレスの人々や彼らの支援活動に携わっている人々が望むことを、少しでも実現しうる法律なのかどうかは分からないままです。
どのように評価を下せばよいのか、私自身戸惑っています。この法案に知悉してらっしゃる方、運動に携わる方、この問題に一家言お持ちの方の忌憚の無いご意見を乞いたいと思います。よろしくお願いします。