赤旗の「主張」、なんだかヒステリックな語調で、いやだし、なかみも分かりにくい。何でか?と再読するのだが、ますます分からない。最後に残るものは、道徳的な悲憤慷慨だ。25日のトップ見出しが「政府・自公は国民の声を聞け」である。これぞ、馬の耳に念仏だ。
何でかな?と思っていたら、「さざ波27号」に回答の一端があった。
第3に、アメリカ型資本主義に対する批判が中途半端に終わり、ヨーロッパ型資本主義ならよいとする共産党指導部や一部の左翼知識人に見られる傾向に与することの誤りである。いやそうではない。資本主義が資本主義であるかぎり、政治と大企業との癒着はなくならない。それはあるタイプから別のタイプになるだけである。資本主義の枠内で、政治と大企業(とりわけ多国籍大企業)との癒着の根を断ち切ることは不可能である。日本の変革戦略にとって、このことを強調することはきわめて重要である。
修正資本主義なら良い、わけではあるまい。
資本主義である限り、人は、金の奴隷になる。この鉄鎖を打ち破りたい!ここに共産主義の原点がある。現指導部は、これを忘れているのである。そして、自民党に説教をたれているわけだ。馬の耳に念仏である。
なお、代表民主制とは、国民の声が直接政治に入り込まないようように仕組まれたものなのだ。