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同意できないさざ波27号の非寛容

2002/7/29 ichitake、50代、零細企業経営者

 十分に読みこんだものではないが、さざ波通信27号に同意できない旨を早めに表明しておきたいと思う。
 特に、「破綻するアメリカ型カジノ資本主義」と「深まる週刊金曜日の迷走」にたいしてである。
 要するに、さざ波通信は、資本主義が資本主義である以上、日本とアメリカの間には本質的な差はなく、ヨーロッパ的資本主義も同様である、と主張する。
 政・官・財の癒着も日本に特殊なものではない。そこに特殊性を見出して、民営化などで官僚主導政治の打破を主張するものは、新自由主義政治に加担・屈服するものである、と主張している。
 そうした主張ゆえに、週刊金曜日を徹底して攻撃している。
 なんと、乱暴な意見であろうか。
 さざ波通信が指摘するような「危険性」は常に存在しているが、それらは人々の中の意見の相違、観点の相違、強弱の相違として、煮詰めていく課題でしかない。
 その論議の中の話ではあるが、敢えて言えば、さざ波通信は郵政民営化などで、いかに民営化の危険性が大きいかを力説しているが、国や地方自治体・特殊法人や公益法人の中でいかに官僚や公務員の特権が保護され税金が無駄に浪費されているか、社会主義の中でも官僚制支配の中でいかなる悲劇と不幸がもたらされたかを軽視しているようにしか思えない。
 民営化というのも、そういった状態を打破するひとつの方策として考えることさえ、反動的で新自由主義への加担・屈服であるとの決め付けには到底同意できないのである。
 尚、わたしは民営化論者ではない。