新社会党や共産党は護憲といっていますが党綱領を見れば改憲をしなければできないようなことを言っており、護憲というのは方便に過ぎない。例えば新社会党の前の綱領では天皇や皇族にも人権を認めるとか言ってましたが今度の綱領では天皇制などの特権階層をなくするといっており明らかに憲法1条から8条までを改正か廃止する必要があるし大企業を社会の共有物にするなどというなら財産権の問題に触れるし改憲が必要である。そもそも現憲法の作成にかかわった政府の松本委員会やGHQの民生局の人たちが今の新社会党や共産党の綱領でいう社会主義社会を念頭に憲法を作ったわけではなく立憲君主制資本主義社会を念頭に作ったものである。
幸か不幸か憲法9条があるために社会党や共産党等の勢力には好都合だったため、これらの勢力の錦の御旗に祭り上げられてしまった。そしてこれら社会主義の政党が資本主義を前提の現憲法を護憲すると言う矛盾に陥ってしまった。
共産党自身この憲法を採択するときは反対投票をしたし、共産党の綱領にも将来君主制を廃止して共和制にするとか大企業を社会化(国有化)するとか資本主義を廃止するとか憲法を改正しなければできないことを言っているがこれは将来のこととか言ってごまかしている。
この際共産党も新社会党もはっきり改憲目指すと言うべきである。