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一般投稿欄

おちあいさん、ウナギ犬さん、更に論議と合意を

2002/7/14 ichitake、40代、零細企業経営者

 江東江戸川総支部に(今)所属する新社会党員です。
 野党共闘について、当掲示板で活発な論議が交わされていることを歓迎します。
 論議を通じてすでに成果も出てきたように思います。
 さらに論議を促進して、わたしたちの合意を形成していきたいと思います。

 おちあいさんは、7月10日の書きこみで「幅広い共闘は必要」とおっしゃっています。
 お互い少し歩み寄れたようです。しかし、保育園の民営化など民間委託でのサービスの質の低下と委託先民間労働者の劣悪な労働条件を主張され「白紙委任はできない」ともおっしゃっています。ウナギ犬さんは、7月12日の書きこみで、「財政赤字のしわよせで公的資金をカットすることが目的の保育園の民営化に反対、政策合意なしの共闘は支持者の期待を裏切るもの」との主張をなさっています。
 ここまで論議が進んで、問題は、政策合意なしでは野党共闘はありえないか、そうだとすればどこを合意できれば野党共闘は可能かということに絞られてきています。

 わたしは、政策合意なしの野党共闘、勝手連的な応援はありうると思います。
 その時点での判断は、政策合意も同じですが、それが現状よりましかどうかだと思います。
 ですから、現在の国民にとって自・公・保与党政治より何がましか、よりましかを判断することだと思います。
 バビロンさんは、利権寄生型官僚癒着型保守政治の支配の打破こそ現代日本の緊急の変革の課題だとおっしゃっているのではないでしょうか。更に、日本の官僚支配、これとも結びついた(反論はあるでしょうが)コスト意識なき公務員・準公務員天国の変革による国家財政などの健全化、本当に困っている人たちへの施策の実行を訴えているのではないでしょうか。
 わたしも民営化=悪とは一概に思いません。国労つぶしのような危険性は内包していることは間違いありませんが、だからと言って公営ならよいとは思いません。
 共産党のことはあえて言いませんが、新社会党には、こうした官僚批判の視点、公務員年功序列賃金コストの抑制の視点がありません。
 こうした視点を持つ人々や政党との共闘はありえないのかどうか、ここを丁寧に考え論議していくべきではないでしょうか。もっと言えば、どちらが国民の心を捉えているのか、捉えるのかをもです。「勝つために」「変革するために」ここから先は、国民の実情を丁寧に見ていくことだと思います。そういった点でおちあいさんの具体的な書きこみには敬意を表しますが、しかし、協力してもっともっと調査が必要だと思います。どこを削らなくてはならないかは、大規模公共事業だけではありません。公務員や準公務員の雇用を維持するためだけの組織や事業、労働内容に比して世間水準から見て恵まれすぎた報酬待遇は是正されなくてはなりません。

 新社会党は昨日今日と全国大会です。出席していません。
 共産党に関して気になることをひとつ。7月15日の記念講演で、不破議長は「21世紀、資本主義社会の存続の是非が問われる時代」と述べています。暗に社会主義の展望を語っているのでしょう。しかし、社会主義の内容はなく宗教です。他方、志位委員長は「カジノ資本主義ではなく」と語っています。この食い違いは、おそらく歴史的な段階とか言うことになるのでしょうが、実は根本的に違うことを言っているのだと思います。