臓器移植が反対な方が多いようですが、私はドナーカードを持っていますし、私が死んだあとでも人々のお役に立てるならばと、考えております。
人の命を救える臓器が、ただ焼かれてしまう現実こそ、不思議でなりません。
脳が死んだら、それが人の死です。
私の父は脳溢血で倒れたあと、脳死の判断後、機械を付けられ2週間生きました。遺体は当たり前のように火葬されました。
20年も前なので、まだ脳死は人の死として認められていなかったのです。
父は脳死後も心臓は動き続け息だけはしていました。確かに体も暖かかったし、ノスタルジックに浸るには価値ある存在でした。
しかし、毎日高額な医療費を請求され、(すべて健康保険の高額医療でしたが)生きているというより生かされている状態でした。
金がかかるから殺してもいいというのではありません。すでに、絶対に助からない人間が生かされているのです。
もし奇跡があり脳死状態から生き返った人がいたとしたらそれは単なる判定ミスだと思います。
臓器移植は強制ではなく、やりたくない人はやらなくてもいい制度です。
反対だと思う人はやらなければいいだけです。助かりたくて必死になっている人の邪魔はしないでください。
私には子供がいます。もし子供が臓器移植を受けなければ助からない病気に掛かったとしたら必死になって助けたいです。
逆だったら、やはり割り切って、ほかの子を助けたいです。
ただ焼かれるよりずっといいです。