ウナギ犬さんの丁寧な反論、感銘いたします。
そうですね、川はリン窒素のパイプとして海に運ぶという表現は的確だと思います。
川はだいたい長くても5日ほどで海に流れ着きますから。
ダムが水をため、流れを止めることにより本来海で起こる浄化作用が湖で起こってしまうのです。
これはダムに限らず自然の湖や沼でも起こりうることです。
ですから川が流れていても貯まっていても、水質を悪くする原因を少しでも減らす努力は必要と考えます。
海に流れてしまえばそれでよしとしたのでは後々地球規模で汚染が進みます。
特に注意したいのが石油から出来ている合成洗剤等は分解が遅いですので、海洋汚染に繋がるのではないかと思います。
だからといって湖沼がそれらをすべて分解できるかといえばそれも無理です。
落ち葉などは、人間が石油製品として作る汚染物質に比べると生態系に対するダメージは小さい気がするのですが。
下流にヘドロを流して問題になったのは、たしか、出し平ダムだったのですが、あれは6年ぐらいの長期間ためたものを、一気に出したときに問題になったようです。
落ち葉等は長い間湖底に貯まると、嫌気生分解が進みヘドロ化するのです。
6年ためて流すのは運用が悪いとしかいえませんが、現在はヘドロになる前に土砂と一緒にこまめに流しています。
ダムで土砂を止めてしまいますが、本来、河川には上流から供給されるものとして大切なのです。
宇奈月方面のダムはそれらを兼ね備えた、ダムで環境に考慮したダムといえます。それらについては担当の役所の方で、きっちりデータを出して回答してましたよ。(宇奈月ダムHP参照)
あと水質問題のあるダムは、エアレーション等も行なっており、水質浄化に対する努力は、かなりな労力を使っていただいてると思います。
どうも「遡上する鮎」さんに知ったかぶり呼ばわりされているものですからモチベーションがさがりっぱなしで、回答にも力が入りません。ご了承ください。
データで示せというご指摘ありましたが、各事業に対してきっちりしたデータが、HPで公開されています。(役所の方たちが作っているのです)
今回はこの辺で。