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少し前、フランス大統領選挙の際、極右台頭に危機感を抱いた左翼政党が一致団結して、極右に政権を握られるくらいならとシラク氏に投票するというニュースが流れてきました。
現行制度の中では致し方ない選択肢ではありますが、よく考えてみるとその投票の民意はシラク氏に一票ではなく、極右候補者にマイナス一票のはずです。何故そのような民意を反映する選挙制度が、地球上に、実在しないのでしょう。
あってもおかしくないマイナス一票投票制度。そうはお思いになりませんか？
また、国会議員を選挙する際、有権者が地方区割りに縛られるのはおかしい。日本国全体の政策を考える代表者を選ぶのだから、高知の住民であっても他県の候補者に一票を投じたり、この人は絶対に国の代表者にしてはいけないと思う候補者にはマイナス一票を投じたりの選択肢の幅が与えられないと、有権者は、ますます選挙離れしたまま、権力者による権力者のための選挙になってします。
今の日本の社会政治の疲弊の打開は、これぐらい思い切った本格的な変革でないと不可能でしょう。
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