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８月１５日、私は、小学生で吉野山脈のとある山襞の村に疎開。玉音放送のことは知らない。村人も知らなかったであろう。当時の私の記憶は、ある日、それからビラが舞い落ちてきた。拾ってみると、ソ連兵とアメリカ兵が日本列島をまたいで握手をしている写真（合成）だった。次の記憶は、ジープがそんな山奥にまでやってきたこと。隠れてみていると、アメリカ兵が運転していて、パンパンエンジン音を鳴らすのであった。
０２年８月１５日の「赤旗」では、この日を「終戦」日と言っている。自民党もそういうが、同じでいいのかな？
私は、頑固に「敗戦日」と言っているし、事実としても、当時の政府は、無条件降伏条約を締結したのだから、負けたに違いないのである。
「終戦」とは、いかにも互角に交渉して停戦したかのようだ。ごまかしである。
また、５面に「戦争違法化に逆らった日本」（伊香助教授）と言う見出しがある。これも、（当時の）天皇制日本と言うべきである。厳密には、「天皇制化の翼賛日本政府」と書くべきだ。
「終戦」、侵略国「日本」などの雑で事実に反する表現は、困ったものだ、止めようよ。８月１５日が来るたびにそう思うのです。