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北朝鮮が拉致を認めたことの意味

2002/7/19 ichitake、50代、零細企業経営者

 日本の戦前の侵略や強制連行そして慰安婦問題を大前提とした上でだが、北朝鮮が「一部のはねかえりのせい」とは言うものの、拉致を認め、その安否を公表したということは、どういう意味を持っているのかを考えてみたい。

1、軍隊とか官僚っていうものが少なくとも民主的に統制されていないときの恐ろしさを感じないではいられない。
 事件は違うが、日本における原発の事故隠しも同根であろう。
 北朝鮮には、拉致された本人とその家族・遺族への謝罪と賠償を行ってもらうとともに、今後、二度とこのようなことが起きないよう、徹底的な民主化を進めて欲しいものである。
 勿論、日本の戦前の侵略や人権侵害の反省と賠償は、当然のことである。今回のことがなくても実現していなくてはならない問題であった。これは日本における闘いの遅れであり恥である。

2、さて、例えば、新社会党内に巣くう主体主義者(大会傍聴者として発言したものもいた)や北朝鮮支持者(かなり多くのものたちがいた)は、今回の事態をどう説明するのであろうか?
 来週の週刊「新社会」の記事に注目しなくてはならない。
 彼らの弁明を聞きたいものである。
 この事態に対する真摯な総括ぬきに運動を続けることはできないはずである。

3、しかし、現在の日本の政治の主戦場は、デフレと生活保障と構造改革であると思う。このことを忘れないように闘いを組織しなければならないと思う。