ご提案興味深く読みました。反対ではありませんが、以下の問題点が思い浮かびます。
仮に先のフランス大統領選挙を例に取れば、三位以下の左翼候補支持者どうしで主支持票と副支持票を書きあって、結局民意を反映する工夫としては機能しなかったと思われます。ことあれかしと願う極左候補支持者や、日本でも存在が危惧される民族主義的な共産党支持者が、副支持票に「ルペン」を選んでいたら、もしかするとこの選挙制度ではルペンが勝ったかもしれません。
ご提案の骨子を尊重して、なおかつ真に民意を反映させるためには、最下位候補の票から順番に分解してその副支持票をヨリ上位の候補の得票に加えていき、最後に残った者を当選とするとするようにしなければならないと思います。この方法だとルペンは途中で脱落し、もしかするとジョスパンが勝てたかもしれません。前の都知事選挙でも石原さんが勝つ事態は防げたと思います。